秘密の片思い
「祐、まだ痛いの お願いだから帰ろう?」


返事はなかった。


何も言わない。


「祐っ!」


(こんなに強引な祐は見た事がない)


「愛、運転に集中したいんだ 眠ってて あと1時間位で着くから」


そっけなく言われて愛は仕方なく座席に頭をつけて窓の外に目をやった。




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