罪と罰と恋と…
授業はすでに終わってはいたが、まだ生徒は数十人残っていてその騒動を遠巻きに見ていた。
しかもその卒業生の妹がまだ塾にはいたのだ。
「ね…麻紀…さっきの話本当なの」
「うん。」
「でもヨッチン…やるねすみれちゃんと付き合ってるの知ってたけど…まさか妊娠させたとは…しかも…それ聞いてトンズラするなんて最低じゃん女の敵って感じ。」
「でも…塾長…さっき真っ青じゃなかったすみれちゃんも可哀相だけど、塾長も災難だよね」
「…塾長…可哀相…。アタシ…今日で最後なんだ。塾辞めさせられるの。塾長の授業……好きだったんだけどな。」
結局…彼女の母親にはひたすら謝り、彼女は堕胎手術を受けることになり、手術費用と慰謝料で50万で納得してもらった。
その日を境にして一人…二人…と生徒は辞めて行き200名以上いた生徒も50名以下にまでなっていく。