涙の落ちる場所。。(仮)
プロローグ
──好き。。。



言いたくても言えなかった言葉。


──ねぇ、明広…

私達、いつも一番近くに居たはずなのに明広は違う誰かを見つめていたね…


私の気持ち知らないのは明広だけだよ…



…言えないよ、嫌だもん。今の関係が崩れるの…壊れる位なら言わない方がいい。だから私は気付いて欲しくて、必死に好きの信号送ってた。



…でも鈍感で、超が付くほどバカな明広は私のこんな気持ちに気付いてくれるはずなんかなかったよね。



明広と出会って好きになって、もう5年目になる。。長かった様で、凄く早かった。



私の気持ちは5年経っても変わらなかった。むしろ好きになってく一方だった。


彼の隣に友達としてでも居れれば幸せ。でもいい加減、彼の見つめる先を見るの正直辛い。。。


ねぇ、明広…私、それでも明広の事が好きなんだ。バカだよね。。。
でもあんたも、私と同じ位バカ。。。

何で相手が居る人を、そんなに好きで居れるのよ…

< 1 / 37 >

この作品をシェア

pagetop