涙の落ちる場所。。(仮)
…痛い。猛烈に頭が痛い。
気分最悪…気持ち悪い。




飲み会明けの朝は最悪だ…。

"♪~♪♪~♪♪♪"


タイミング悪く携帯が鳴る。

着信:末森 明広


『…もしもぉ~し……』

『よぉ~!!相変わらず飲み会明けの朝はキツイかぁ~』

『もぉ…何??……何か急用?』

『あはは!!お前本当具合悪そうだな~…あっ!そうそう高校の時の同窓会の話あってさ~』

『…同窓会??今まで一度もやって無かったのに、今更??』

『まぁそうなんだけどよ~…いやさ、俺幹事頼まれちまってさ~えみも手伝ってくんねぇかと思ってさ♪まぁ考えといてくれよ!じゃぁな~』



"ツーツーツー…"



一方的にかけてきて一方的に切りやがった…。
いっつもコイツはどうでもいい事を時間、所関係無く電話して来る。


「…むかつく。。」



携帯を投げつけ再び床に就く。




岡崎 えみ。20歳。大学3年生。彼氏無し。


現在片想い中。っていうか過去を振り返っても、片想い。


っていうか、今どうでもいい電話をかけてきた超が付くほどバカな奴に5年も想いを寄せている。


高校からの腐れ縁。
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