月に問う
あの日から気付けば、ため息ばかりついているような気がする。



机に伏せながら、ため息をついていると頭の上から甲高い瞳の声が聞こえてきた。




「銀、どうしちゃったの?最近、おかしいんじゃない?」


『うるせぇよ…』




机に伏せたまま、冷たく言い放つ言葉に瞳はブツブツ文句を言っている。




「瞳、あんま怒んなって!銀河は今、恋煩いってやつ?なんだからさっ。」




前の席に座っていた慧心が振り返りながら瞳を見た。




一瞬何を言われたのか理解出来ないでいる瞳はキョトンとした顔で慧心を見つめている。




そして、少しずつ慧心の言葉に理解し始めた瞳は
目を見開きびっくりして
いる。



「えーーーーーーー!?こっ…うご…んー!?」




大声で叫んでいる途中に慧心が瞳の口を塞ぎ、発言を阻止してくれた。




「バカ!お前、大声出すなよ!みんなが見るだろ!」




口を塞がれた瞳は苦しそうに赤い顔をして、何度も縦に頭を振ったので慧心はゆっくり瞳の口から手を離した。




「ここじゃ、銀河も話づらいだろ?放課後、俺ん家で話しようぜっ!」


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