月に問う
はぁ…




美月チャンに会いてぇ…




そんな事を思うと胸がキューンと締め付けられて苦しくなる。




慧心の部屋のベッドに横になりながら、ため息をついた。




「おいおい、ため息ばっかつくなよぉ。幸せが逃げるぞ!」


「まさか、銀が恋してこんな風になるとはね…。遊び人、銀チャンの名も廃るんじゃない?」」




二人とも今まで見た事がない俺の様子にびっくりしている。




『うるせぇ…。俺だって今までこんな気持ちになった事ねぇから、どうしたらいいかわかんねぇんだよ。』




寝返りを打ち、慧心と瞳に背を向けた。




お前らに俺の気持ちなんてわかんねぇよ。




「だいぶ、重症みたいだね…。銀の好きな子ってどんなの?年上の綺麗な人だったりして?」


「銀河が好きになる子だから、ギャルじゃねぇの?」




慧心と瞳は俺の好きな女の事をあーでもない、こーでもないと好き勝手に想像して盛り上がっていた。




はぁ…




話をおもしろおかしくしてんじゃねぇよ!


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