月に問う
「こんにちはぁ♪はじめまして。私、棗(ナツメ)。よろしくね!この子は…。」




棗に言われて、背を向けて座ってる女がゆっくり振り返った。




少し恥ずかしそうに小さく笑った顔に見覚えがあった。




白い肌、銀縁の眼鏡の奥には長いまつ毛に大きい瞳、栗色のふわふわの髪の毛…




「美月です。よろしく。」




えっ?




美月チャン?




えーーーーーーーっ!?




なっ、なんで凱ん家に居るんだ!?




聞き覚えのあるかわいい声が耳に入って来て、かわいい笑顔でキューンと胸が締め付けられた。




ヤバイ…




その笑顔…




かわいすぎっ!




美月チャンを見ていたら目が合い、ドキッと胸が跳びはね、恥ずかしくて視線を逸らしてしまった。




何やってんだ、俺?




女と目が合っただけでこんな風になるなんてありえねぇ…




やっぱ、好きな女に対してこうなるもんなのかな?




「なぁ、銀も慧心も立ってないで座れよ!」




凱に促されて、俺はなぜか美月チャンの隣に座ることなってしまった。


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