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アキトがたっぷりと塗ったソースが香ばしい匂いを充満させる中で珍しくハルタが興奮気味に云った言葉がかぐわしい湯気に紛れてくもる。



「青のりかける?」


「おまかせしますっ。てか、もうかけてるじゃないですか」


「いや、美味いの食わせたいからさ」


「話、わざとそらしてません?」


目を細めたハルタが唾液を誘う香りを放ったの熱気の中でひんやりと云った。





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