Sweet Candy

恋心 mission 1

小学2年生。

当たり前のように遊んでいたあの頃。



『みはるおはょー。』


男の子のクセに整った顔だち。

小さな背丈。

白い肌。


いっそのこと女の子に生まれてきたほぅが、
人生楽になっただろうにと毎日会うたびに思う。


うちの家の近くは同い年がいなくて、朝、淳があたしの家に迎えにきて一緒に学校へ行く事になっている。

いつものようにドアを開けると
体に似合わず、大きすぎる黒いランドセルを背負った淳がいた。


『みてみなょ、みはる。雪、積もってるょ!』


「ほんとだ…。」


雪…。そうだった、季節は冬。


昨日天気予報のお姉さんが降るでしょうって言ってたっけな。



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