あたしのご近所さん。
「いったぁい!!!!」




膝はすりむけて血が出ている。おまけに小石が入ってとれない。


「美紀のバカ~!」


ほとんど泣きかけていた時だった。




「大丈夫?」





誰かの手のひらが目の前に現れて

その手の上には絆創膏があった。


「あの……」



視線を上に上げていくとそこには超かっこいい男の人がいた。


超かっこいい…
誰この人…



見とれすぎて言葉が出なかった。しばらく眺めているとその人はあたしの膝を見て


「だいぶ血が出てるけど…立てるか?」
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