あたしのご近所さん。
「んじゃ行こっか?」

和樹くんはなんともないような顔をして先に歩き出す。

へーんだ、バカ。

あたしはイーッと舌を出した。


「次のに入って下さいね」


係員がにこやかに案内する。和樹くんは「はい、はい」と真剣に聞いて答える。


観覧車なんて何年ぶりだろう?
中学生あたりに友達と乗った気がするなー…


「佐藤、行くよ」
「あ、はーい」

あたしたちはいそいそと観覧車に乗った。

観覧車って動いてるから乗るとき怖いんだよね。

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