あたしのご近所さん。
観覧車に入るとなんだか気まずくなってシーンと静まり返った。



あたしはなにも気にしないで景色を眺めてた。

いつも見ているお店や人や木がどんどん小さくなってく。



ここから見ると人ってちっちゃいな。





「あのさ」





沈黙を破ったのは和樹だった。



「ん?」



景色の見えるガラスから視線を変え、和樹くんの方を見た。


「今日付き合ってくれてありがとな」



いつも見せるかわいい笑顔だった。

あたしもいつの間にか笑顔になる。
< 160 / 228 >

この作品をシェア

pagetop