せんせいは15才
-----------黒崎の部屋----------------


「テスト・・・どうでした?」



「ばっちり!もう、黒崎君の予想的中だよ!」



「そう・・でしたか、それはよかった」



「いま採点中だから、結果がわかったら、おじいちゃんから
ケータイに連絡が入ることになってるんだ」



かずいは、もってきた手料理をテーブルにならべ始めた。



「ね、打ち上げっぽいでしょう。全部、さっきあたしが作ったんだよじゃ、グラスもって。かんぱーい!」



実は、採点結果を聞くのが怖くて怖くてしょうがない。



こうして黒崎と話していると、だんだん落ち着いてきた。



「テスト、クリアするといいですね」



「うん」



「ねえ、黒崎君、もう敬語やめない?」



「え・・・」



「もう、家庭教師はおしまいなわけだし!


タメなんだから、タメ語でいいっしょ」



「でもあんまり慣れてないので・・・」



「これから慣れていけばいいじゃない


・・・んなことより、早く食べて食べて!さめちゃう」



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