下から見た景色
第六話
ハマの兄弟猫がいるシマに到着した。



まさに戦後の日本を思わせるような町並だ。



売春猫が沢山いるし…



闇市も盛んだ…



また組猫もイカツイやつらばかりだ…



とにかく兄弟猫に会わなければレンに負けてしまう。


売猫「お兄さ〜ん!遊ばない?」



タマオ「そうだなぁ…安くなる?」



売猫「もちろんよ」



チビ太「いや!僕達は遊びに来た訳じゃないからゴメンね」



売猫「あら!残念!せっかくの色男だからサービスいっぱいしようと思ったのに」



タマオ「くぅ〜チビ太!一回ぐらい良いべ!遊ばせろよ」



チビ太「ダメです」



売猫「最近の地方客は遊んで行かないのが流行り?先日来た真っ白な色男も遊ばなかったわ」



チビ太・タマオ「レンだ」



タマオ「姉ちゃん!その白猫は何処に行った?」



売猫「龍司親分・虎司親分の所に向かったわよ」



まさに探していた兄弟猫だ…



タマオ「何処に行けば会える?」



売猫「簡単よ!あそこ…」



指先は麻雀屋を指している。



チビ太「あそこかぁ」



売猫「あんたらも覚悟して行きなよ!一文無しになっても知らないからね」



一文無し?



よく分からないが麻雀屋に行く事にした。



ガチャ



「いらっしゃいませ」



ジャラジャラ



「リーチ」



「ロン」



まさに麻雀屋だ…



店内に入り周りを見渡すと…



端のソファーにレンが!!


タマオ「おい!レン」
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