下から見た景色
レン「ん?なんだよ…凸凹コンビか…」



レンはいつも身なりがキッチリしているのに今日はボロっとしてるなぁ…



チビ太「もう半分の地図を手に入れたのか?」



レン「入ってねぇ」



タマオ「じゃあまだ兄弟猫に会ってないんだな?」



レン「会ったよ」



チビ太「じゃあなぜ手に入らない?」



レン「そこに居るから本人達に聞けよ」



そういってレンは僕の後方に指を…



俺は後ろを振り返るとそこには麻雀をしている四匹の猫が居た。



龍司「リーチ」



虎司「ツモ」



客猫「またかよ」



虎司「あら〜千点差で俺の勝ちだ」



龍司「客猫さん!運がなかったな!次頑張れよ」



客猫「もう種銭がない。ヤメだ」



虎司「そりゃご苦労様だったな」



客猫は根こそぎ取られて帰って行った。



どうやらレンも麻雀で挑戦したが負けたみたいだ…



だから見た目がボロボロな感じになってたんだ…



龍司「そこの新規さん!どうだ?一緒にやるか?」



タマオ「いいぜ!やるか」



虎司「種銭持ってるのか?」



僕達は老人猫から頂いた新鮮な食材を出した。



龍司「こりゃ珍しいぐらいの新鮮な食材だ!コッチも高級な種銭を出さないとな」



チビ太「あんたらの種銭は地図にしてもらいたい」



虎司「地図?なんだ?あんたらは、うちらにボロ負けしたレンの仲間か?」



タマオ「仲間じゃない!たまたま目的が一緒なだけだ」



龍司「なるほど…じゃあ地図を賭けてやろう」



レン「おい!もう一度俺も参加させろ」



虎司「お前まだ種銭あんのか?」



レン「当たり前だ!俺を見くびるな」



龍司「じゃあ俺・虎司・レン…あんたらはどっちが入る?」
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