Cry!Cry!Cry!



「つか、今日、エイプリルフールじゃん!!」


ぶっちょ先輩がベンチで急に叫んだ。



「先輩、試合中。」



「うわぁ~、誰かに嘘つきてぇ~!

 おぃっ!!ゆーみん、なんか騙されろ!!」


「ねぇ、柊先輩、さっきからユキヤくんと一ノ瀬悠介が

 睨み合っている気がするんですが…。」



「って無視かよ!!」



ぶっちょ先輩にかまっている暇はない。


練習試合でも試合は試合。


これは真剣勝負なんだから。


「あー、そこは個人の事でしょ。伏せておきましょう。


 それより南葉くんのことが気になるわね。」



「ベンチに来るのが遅かったのは健太先輩に

 ベンチに誘おうとしたかららしいです。」



それで・・・健太先輩の火に油を注いじゃったらしく・・・。



「精神面もけっこう喰らったかぁ。


 でも、これで屈辱を・・・フフフフフッ☆」



あっ・・・ヤバ・・・先輩のスイッチ入っちゃった。



「屈辱を味わいそれに立ち上がれ、ルーキーよ☆


 フフフフフッ。」


「先輩…これじゃあ…本当に負けちゃいますよ。」


「いいのいいの。」


先輩はもろ面白がっている。





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