Cry!Cry!Cry!
正直、ヒカルくんの過去はあまり知らない。
星が丘学園からの転校生で
あの有名選手、一ノ瀬悠介と仲が良くて…
それぐらい。
恋とかそういうのはまったく知らない。
あっ・・・でも・・・
「南葉はあっち(星が丘)で恋してたんだってさ。」
先輩は突然語りだした。
「でも、何回も告っても断られたって笑ってた。」
「何回も!?」
ヒカルくんって…そんなに積極的だったの!?
「相手も相手だからな。彼氏いたんだって。」
「あー…。」
気まずくて二人して声が暗くなる。
ダメ元で告白したのか…。
「そのヒカルくんが好きになった相手ってどんな人なんですか?」
「詳しくは聞いてねぇんだけど…確か…断られても、
親友でいてくれるって…。あいつ喜んでたぞ?」
親友・・・
≪学校が離れていてもずっと私の親友でいてください。≫
え・・・もしかして・・・
あたしは立ち上がった。
「先輩…部屋に戻っても大丈夫ですかね?」
「ああ…あいつら(柊と佐々岡)のことだから、
ゆーみんが気を失った時に運ばれた空き部屋を居ると思うし・・・。」
「ちょっと今日、疲れたので帰って寝ます。おやすみなさい。」