【実話】ありがとう…。
‡第十一章 新しい出会い‡
3ヶ月後。

相変わらずの日々を送っていた。


たまに、お母さんに連絡を取り、お互いが休みの日に、お母さんの所に遊びに行ったりする。


お母さんもやっぱり一人は寂しそうだ。



そのうち、私の仕事が忙しくなり、お母さんと会う事も少なくなった。



相変わらずの生活を、兄が心配し、様子を見に来る。



顔を合わせても、話す事は殆んどなく、部屋に戻る。





月日は瞬く間に過ぎ―。


10月末。

たかさんが亡くなってから、弄る事も無くなったパソコン久し振りに電源を入れた。


たかさんからの沢山のメール。


たかさんと出会ったサイトの登録も、そのままになっているのを思い出し、サイトにアクセスする。



懐かしいな…。

たかさんとは、ここを通して出逢ったんだよね。


自分のプロフを開き、書き込みを新たにする。




【大切な人を亡くしました…。】


話を聞いて欲しかった。


私の事を知らない誰かに…。






暫くすると沢山のメールが届く。


その中の2・3人にメールの返事を書いた。



でもね、結局は早く忘れた方が良いとかばっかり。



けど…あっちは違ったの。


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