【実話】ありがとう…。
「友達だけど…」



「浜田経由か。不愉快だ!」



「不愉快?それこっちのセリフだから!別れて1週間で守ってやりたい女が居るって、可笑しいから!暫くは一人で居て欲しかったし、他の人から聞きたく無かったから!!友達が教えてくれたのだって、私の事思って教えてくれたの。友達の事、悪く言わないで!」


思ってる事、一気にぶちまけた。


「俺は、俺の道を進むから」


血管がブチって切れる音がした―‐。


何だかんだ言ったって、女が居るじゃん!


素直に認めりゃいいのに…。


最後に精一杯の皮肉を込めて、

「お幸せに」

って言ったら、

「お前もな」

だって。


携帯を切り、冷静に考えてみた。


騙されたんだよね、結局は…。


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