DEATH TIME Ⅱ




「で、でも・・・」


「だーかーらぁ、私がいいって言ってるからいいんだよ。」


吉田が言った後に何処からか又あの男の声が聞こえた。


「皆さん、揃いましたね。
では、今からこの暗闇の中で殺しあってもらいます。
4時間以内に5人以上殺してください。
この部屋だけでなく好きな扉を開けて下さい。
そして箱の中にあるブレスレットを取って戻って来て下さい。
ブレスレットは全員分ないので横取りしてもいいですよ。
それと一つ
ここは迷路のように入り組んでいますので、道を覚えておいた方がいいですよ。
それでは、説明も終わった事ですしそろそろゲームを始めましょう。」



ビーーー


と音が鳴った。


これが始まりの合図だろう。


皆はぞろぞろと扉を開けて中に入って行く。


「大辻さん、私達も行こ♪」

「あっ、うん」


私達は扉の前にまで来た。

扉は4つある。


「私は、この扉を開けるね」

私は左から2番目の扉を指差した。


「わかった。じゃあ、私はこの扉を開けるね」


吉田は1番右側の扉を指差す。










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