DEATH TIME Ⅱ




「あなたがあれだけ助けを求めても和磨来ないね〜
あなたも私も和磨に捨てられたのよ。」


さっきまで私が踏んでいた愛の手は長く伸ばした指の爪はバキバキに折れて赤い血が指をつたって滴り落ちていた。


「一つ聞いていい?
和磨といつから付き合ってたの?」


「半年前ぐらい・・・からです・・・」


愛は蝦が鳴くような声で答える。


「ふぅーん。
半年も前から・・・」


私は銃口を愛の口の中に無理矢理入れる。


愛は震えて目からたくさんの涙が溢れていた。


「それだけ聞けたら充分だよ。」


私は笑顔で言った。


「ありがとうね」


笑顔を崩さないまま引き金を引いた。


バァン











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