DEATH TIME Ⅱ




「待つって何を?」


和磨は私の質問に答えずに勝手にぺらぺらと話し出した。


「美佳っ、俺は悪くないんだよ。
あいつが俺を誘ってきたんだよ」


和磨が愛を指差して言う。


「和磨は悪くないんだ・・・」


「そうだ!
俺は・・・俺は悪くねぇ!!」

「呆れた。
自分は悪くない・・・か。
そりゃそうだよね。
人のせいにするのが1番楽だよね。
ね、和磨?」


私は和磨に一歩また一歩と近づいていく。


「違う・・・違うんだよ美佳・・・
俺じゃない・・・俺じゃないんだ・・・・・・
信じてくれよ・・・・・・」


和磨は壁と私に挟まれている。


逃げ場なし。


「和磨のことを信じる?」


「そうだよ。
信じてくれよっ」


必死に挽回しようとする和磨を見ていると笑いが込み上げてきた。


「あはははははははっ!!
信じてくれよ?
誰がお前のことなんか信じるかよっ。
あーー、お腹痛。
和磨一つ良いこと教えてあげる。
これから死ぬ人は最高の笑顔で送り出すんだよ」


私は床に座り込んでいる和磨の口の中に銃口を入れる。


引き金に指をかける。


あぁ・・・・・・


これを引いてしまうと和磨は死ぬんだろうな。


和磨のことがあんなに好きだったのに今は殺したいほど憎い。


あの楽しかった日々は昔のことのように思える。



私は引き金をかけている指に力を入れる。









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