恋舞曲~雪の真昼に見る夢は…~

…って、みんなに明るく笑い飛ばされちゃったほうがまだずっとマシ。


でも、やっぱり一番いいのはホントにあたしの夢が叶って、みんなに…、

「スッゲェじゃん。俺たち、間宮ちゃんの夢をからかうようなことばっかり言ってホント悪かったよ」

…って、みんなの鼻をあかしたり…、

「間宮ちゃん、ヤッタじゃん。夢をその手につかんだんだな。おめでとう。素敵なダンナさんとお幸せに」

…って、スッゴイ祝福を受けること。


あと3年か……。

ずっと先のことみたいだけど、実際はアッという間に過ぎちゃうのかな?

18歳になったら誰か、素敵な男のヒトと出逢っているのかな……。


ちょっと不安になりながら、あたしはケーキをひとくち“パクッ”と食べた。

「ウ~ン、シアワセ~っ♪♪」

そーだよ。先のことは、そのときになって考えればいいんだよ。

今はただ、甘いケーキのシアワセの味を心ゆくまでかみしてめていたい――――
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