sky
強制。
…それでも、嬉しく思えたのはきっと、矢宮……いや、大地との距離が縮まった気がするから。
友達みたい。下の名前で呼べるなんて。
「大地って3回呼んでみ」
大地が少し笑ったのが分かった。
「だいち、大ち、大地…」
初めて呼ぶその名前は、何だかすごく恥ずかしくて、くすぐったかった。
「よく出来ました〜」
大地は、そう言いながら、玄関のドアを開けた。
私は慌てて、裏返りそうな声で「お邪魔しますッ」と言った。
大地は何も言わずに、階段を登り出した。
私と大地の手は、まだ強く繋がっていた。
私は、ふと思ったんだ。
この手を離したくない――――と。
…それでも、嬉しく思えたのはきっと、矢宮……いや、大地との距離が縮まった気がするから。
友達みたい。下の名前で呼べるなんて。
「大地って3回呼んでみ」
大地が少し笑ったのが分かった。
「だいち、大ち、大地…」
初めて呼ぶその名前は、何だかすごく恥ずかしくて、くすぐったかった。
「よく出来ました〜」
大地は、そう言いながら、玄関のドアを開けた。
私は慌てて、裏返りそうな声で「お邪魔しますッ」と言った。
大地は何も言わずに、階段を登り出した。
私と大地の手は、まだ強く繋がっていた。
私は、ふと思ったんだ。
この手を離したくない――――と。
