sky
幸せって、大きいようで実はとても小さなものなのかもしれない。


だけど幸せは小さすぎて、やっぱりいつか、砕けてしまう。


ガラスのように透明で、プラスチックのように柔らかく、ビーズのように小さいから。


けれど幸せという小さなものは、心の中で一番大きく輝くもの。




私の心は今、キラキラと輝いてる。





…今日、初めて知った。



幸せの輝きは、本当に大きくて、世界中の何よりも綺麗だということを。


その輝きは、人を笑顔にさせる力があることを。


笑顔はまた、幸せを呼ぶことを。






「着いた」


私は息切れしながら、矢宮の指差す方をみる。


そこには、一軒の家があった。


洋風で、広くも狭くもないような、普通といえば普通な家。




「俺の家。」


「え゛!?」


驚きと焦りで、私は変な叫び声をあげた。


「ついて来い」


そのまま振り返りもせずに、スタスタと歩き出した。


「ちょ、矢宮…」


「待って」と言いかけた瞬間、いきなり矢宮がこっちを向いた。


「矢宮じゃなくて、大地でいい。てか、大地って呼べ」
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