プレゼント(Intron crack企画)
「まさか、もう一人クリスマス生まれがいるなんてさあ……その……ごめん」

俺は深々と頭を下げた。

その拍子にサンタの帽子が長机に落ちる。

「はい、帽子ないと寒いわよ」

彼女が帽子を俺に突き出した。

黙って受け取る。

手と手が触れた。



「冷たい手……手袋すればいいのに」

「お金扱うからさ、仕方ないよ」

受け取った帽子をかぶる。

少しの時間なのに頭に雪がかかったみたいだ。


「さて……3個残っちまった。ここまでは順調に売れたんだけどなあ」

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