短い恋、大きな愛
晩飯を運んでもらった。俺が部屋に運ぶよう指示したから、美弥の分まであった。
『ありがとう…食い終わったら呼ぶよ。』
運んでくれた女中たちに礼を言った。
『美味しそうですね?』
『あぁ…』
美弥の分の焼き魚…何か…
『どうかされました?』
『美弥…俺の魚と交換して?』
『えっ?……わかりました。』
若干美弥の魚の方が小さい。
魚の身をほぐして、口に運んだ。
『…うっ…』
やっぱりな…俺が食べてよかった…
『秀長様!?』
この魚やっぱり毒をもってるのだ…
『…美弥、ご飯食べるな…ゴミ箱と…水持って来い…』
『はい!』