変態王子とメガネちゃん
『………』
思った通り優樹菜は
唖然と立ちすくんでいた
涙は驚きのあまり止まって
しまったように見えた。
「好きなんだ、優樹菜が。」
俺はもう一度言った。
優樹菜は一瞬困った表情を
見せたが次に真っ赤になった
『……そ…んなっ…う…そ…
なん…かついたって……』
「本当に好きだ。
だからキスした。」
『…………』
優樹菜はなんとも言えない
顔をした………。
『私、無理です。』
…………無理??
「…え?それって…」
『好きとか困りますっ!!』
…………え、俺、フラれた??
いや、まぁ、
そうだとは思ってたけど、
顔赤くしたりするから
ちょっと期待しちゃった
じゃねーか……
向こうから告ってきた
セフレが数十人もいる
この俺がフラれるんだぜ??
冗談だろ??
と、言いたいが事実だ。
いつもゆっくり喋る優樹菜が
早口で言ってきたんだ、、、