残酷天使のララバイ~The last love songs~
その情報に、僕は、特に疑問も疑念も持っていなかった。
「ふーん?
……それで、どんな噂だよ?」
興味は半分。
残りの半分は、いつも世話になっているクマへの義理で、僕は、相づちをうった。
そんな僕に、クマは難しい顔をして言った。
「今日び、地球を狙う宇宙人はぎょうさんおるのは、事実やけど……
オレらが相手にしてる、ヤツらはな。
地球侵略に来てはる種類のヤツらやないて」
「……は?」
クマの言っていることが良く判らない。
僕は、クビをかしげた。
「……それって、どういうこと?」
「考えてもみぃ。
いくらなんでも変やと思わひんか?
オレらナイツは、新入りのチビを合わせても13人しかおらん。
これで、全世界を……地球のすべてを守っているんやで?」
クマは、さらに声をひそめて言った。
「塩なんちゅうもんは、地球上では海だけやない。
陸にも山にも。
それどころか、一般家庭の台所に至るまで、そこかしこに転がっている物質や。
なのに、母艦が一つに、兵器が13?
統一地球政府は、オレらを使って本当に地球を守っているのかいな……?」
「ふーん?
……それで、どんな噂だよ?」
興味は半分。
残りの半分は、いつも世話になっているクマへの義理で、僕は、相づちをうった。
そんな僕に、クマは難しい顔をして言った。
「今日び、地球を狙う宇宙人はぎょうさんおるのは、事実やけど……
オレらが相手にしてる、ヤツらはな。
地球侵略に来てはる種類のヤツらやないて」
「……は?」
クマの言っていることが良く判らない。
僕は、クビをかしげた。
「……それって、どういうこと?」
「考えてもみぃ。
いくらなんでも変やと思わひんか?
オレらナイツは、新入りのチビを合わせても13人しかおらん。
これで、全世界を……地球のすべてを守っているんやで?」
クマは、さらに声をひそめて言った。
「塩なんちゅうもんは、地球上では海だけやない。
陸にも山にも。
それどころか、一般家庭の台所に至るまで、そこかしこに転がっている物質や。
なのに、母艦が一つに、兵器が13?
統一地球政府は、オレらを使って本当に地球を守っているのかいな……?」