時は江戸…
「のー、なわけないよ!

あたしが断ると思う?


有り得ない有り得ない。だってトシのお嫁さんだよ?


世界一幸せだよ!


トシ、あたしをどうぞもらってください」



マヤはふわりと笑い、土方にそう告げた。



それを聞いた土方はマヤと座席の間に腕を回し


ギュッとマヤの体を抱き締めた。




「っト、トトシ?」



突然のことに


マヤの心臓は踊り狂っていた。



「俺の名前はトトシじゃねーよ」



狭い車内でこんな風に抱きすくめられてしまっては


身動きはとれない。


しかもシートベルトというオプション付き。



でも、かといってマヤには


この状況を否定する気持ちも


拒む理由もなかった。




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