うさぴょん号発進せよ
(何で父さんと母さんは、地球へ…?)

トヲルの父親は情報管理局の社員で、ごく普通のサラリーマン。

母親は大学病院の看護師をしていた。

そんな一般の二人が、守人しかいない地球に用があるとは、到底思えない。

しかも、入出港時のチェックが厳しい上に、逃亡までして行くような場所でもないのだ。

そんなリスクを背負ってまで、何故地球へ行こうとしていたのか。

トヲルにも分からなかった。

例え地球以外へ逃げたとしても、その理由さえも全く心当たりがない。
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