うさぴょん号発進せよ
「もしかして、それもコウヅキから聞いたの?」
「ううん、これは違うよ。これはお父さん、から…」
そう言うとミレイユはトヲルから目線を逸らし、金網の向こうをじっと見詰めた。
「あ!ああ、ええっと…。星、すごい綺麗だよねぇ」
トヲルはその寂しそうなミレイユの横顔から、何となく気まずさを感じ、慌てて上を向く。
「え?うん」
ミレイユも釣られて上を向いた。
二人は暫くそのまま無言で満天の星空を眺めていたのだが、やがて。
「あの宇宙(そら)の何処かに、お父さんが、いるのかな」
ポツリ、とミレイユが呟いた。
「ううん、これは違うよ。これはお父さん、から…」
そう言うとミレイユはトヲルから目線を逸らし、金網の向こうをじっと見詰めた。
「あ!ああ、ええっと…。星、すごい綺麗だよねぇ」
トヲルはその寂しそうなミレイユの横顔から、何となく気まずさを感じ、慌てて上を向く。
「え?うん」
ミレイユも釣られて上を向いた。
二人は暫くそのまま無言で満天の星空を眺めていたのだが、やがて。
「あの宇宙(そら)の何処かに、お父さんが、いるのかな」
ポツリ、とミレイユが呟いた。