うさぴょん号発進せよ
トヲルはここで、ふと思いついて聞いてみた。
「ひょっとして、この船の名前もあの社長が付けた…て、ことは?」
「うん。『うさぴょん号』って名前も、社長なんだって」
(やっぱりだっ!)
トヲルの推理(?)は、当たった。
以前からどことなくこれらのネーミングには、共通したものがあるような気がしていたのである。
但し「どんな共通点か?」と聞かれても、うまく答えられる自信はなかったが。
「元々はこの船って、船長のものだったでしょ?
だから最初は船長が、別の名前を付けてたんだって。それを社長が、無理矢理変えたらしいよ」
「む、無理矢理?」
「ある日突然、この船を『うさぴょん号』という名前に変えるって、社長が言い出したらしいの。
で、その理由なんだけど、『船長に一番ピッタリな名前を閃いた』から、だって。」
「それって…社長がその場で思いついたってこと?」
「うん、たぶん。船長はその時、最後まですごく嫌がったみたい」
(うう…なんか、ご愁傷様、としか言えないような)
その時の光景が、目に浮かぶようである。
「ひょっとして、この船の名前もあの社長が付けた…て、ことは?」
「うん。『うさぴょん号』って名前も、社長なんだって」
(やっぱりだっ!)
トヲルの推理(?)は、当たった。
以前からどことなくこれらのネーミングには、共通したものがあるような気がしていたのである。
但し「どんな共通点か?」と聞かれても、うまく答えられる自信はなかったが。
「元々はこの船って、船長のものだったでしょ?
だから最初は船長が、別の名前を付けてたんだって。それを社長が、無理矢理変えたらしいよ」
「む、無理矢理?」
「ある日突然、この船を『うさぴょん号』という名前に変えるって、社長が言い出したらしいの。
で、その理由なんだけど、『船長に一番ピッタリな名前を閃いた』から、だって。」
「それって…社長がその場で思いついたってこと?」
「うん、たぶん。船長はその時、最後まですごく嫌がったみたい」
(うう…なんか、ご愁傷様、としか言えないような)
その時の光景が、目に浮かぶようである。