うさぴょん号発進せよ
「く…っ、オヤジ…」

獣のように変わり果てたその姿に、コウヅキは噛みつかれた右腕を押さえながら呻いた。押さえている左手の隙間から、血が滴り落ちていた。

「今のなぁに?オモチャ?」

アイが目を輝かせて身を乗り出してきた。同時に携えている黒炎が一回り大きくなり、勢いも増してくる。

そしてそれを合図に、周囲を取り囲んでいたモノ達が一斉に向かってきた。

「アイもそれ欲しい。ちょうだい!」

しかしコウヅキの手に、銃はなかった。タスクを無理矢理引き剥がしたときに、思わず手を放してしまったのだ。
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