うさぴょん号発進せよ
既に事切れているのは確かだった。しかしその身体が何かに操られるかのように、ゆっくりと起き上がってくる。

「ほら、また新しいおトモダチが増えた。アイ、嬉しい!」

その言葉通り、アイは本当に嬉しそうな顔をしてはしゃいでいた。

「ねえ、あなた達もアイのおトモダチになろうよ。そうすれば楽しいでしょ」

再びアイの掌に黒炎が現れた。

コウヅキは直ぐさま、倒れているミレイユの前に立ちはだかると、腰に下げていた銃を取り出して身構えた。銃口はピタリと、アイに照準を合わせている。

「っ!?」

突然横から、首の捻れたタスクが腕に噛みついてきた。

その反動でコウヅキは、思わず引き金を引く。

玉は照準から逸れ、アイの脇にいる死体を貫通した。が、元々『死体』だからなのだろう、全く倒れる気配がない。
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