タイムカプセル
大丈夫。優喜がいなくなったって、お姉ちゃんや、亜弥、お母さんも、お父さんも、瑠美も、鷹哉も、瑠奈も、優人も、白哉も、そして、つーちゃん(月音先生)も。私は、たくさんの人に愛されてるね。頑張るよ。私、頑張る。


私は、ゆっくり腕を出した。


「辛くなったら、いつでも話聞いてあげるから」


つーちゃんは、そういうと、薬を腕に注入して、部屋から出て行った。


―1週間―


ある日、クシで髪をといたら髪の毛が、抜けていた―。


「あ、もう、抜けてきたんだ」


最後は、全部抜けてしまうんだって、思うと、辛かった。


やっぱり、女なんだもん。髪は、大切なものなんだよ。


「紗弥。久しぶりねー」


「お母さん」


「ねぇ、お母さん、私、髪の毛抜けてきちゃったよ」


「そう…。じゃあ、帽子、買ってくるわね。真弥と、亜弥と」


「うん!カワイイのお願いね」
< 101 / 120 >

この作品をシェア

pagetop