タイムカプセル
お姉ちゃんも、お母さんにつかまって、泣いていた。


私は、声も出ずに、ただ、ただ涙を流していた。


こんなこと、お父さんと、妹の、亜弥には、何て言えばいいの?


私、白血病になっちゃったー!なんて、明るく言えるわけがない。


だからと言って、何も言わなかったら、あの2人は何も知らないまま終わってしまう。


「…原さん、木原さん」


「すいません。何ですか?」


「木原さんの白血病は、あまり進行していません。入院すれば、直ります」


「ほ、「本当ですか!?」


私が言う前に、お母さんが反応した。
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