恋 時 計 ~彼はおまわりさん~


『俺、あの時からきっと美樹ちゃんのことが好きだったんだと思う。
だって美樹ちゃんのパジャマ姿にすごいドキドキしたもん』



おまわりさんの言葉の後、私の顔は湯気が出るほど熱くなった。




やっぱりパジャマ姿見られてたんだ~!!


あの時のパジャマって、猫の絵が描いてある子供っぽいパジャマ。


すごい恥ずかしいよ~。



無言でいる私に、おまわりさんが慌てた口調で言った。



『ドキドキしたって言っても、エッチな意味じゃないよ!?
そうじゃなくって……て、あれ? そういう意味か??』



電話の向こうで自問自答しているおまわりさん。


その浮き沈みしているおまわりさんの声が、私の落ち込みをあっさりと消してしまった。




自問自答中のおまわりさんの顔が頭に浮かんでくる。


私は可笑しくてクスクスと笑った。




『なにが可笑しいんだよー。俺、今いやらしいおじさんって思われそうで焦ってるんだぞ!!』




おまわりさん、普通そういうことは自分から言わないよ。




だけど、好き。


そんなおまわりさんが大好き。








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