恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



放課後、鈴木先生に言われたとおり智子と用具室の掃除をした。


制服がホコリっぽくなりそうで、わざわざジャージに着替えて。



「ねぇ、そろそろ終わりにしない?
うち門限までに帰らないとヤバいし……」

「そうだね」



父親が警官のうちより厳しいお嬢様育ちの智子。


智子の家は、両親が役所で働いていて6時には帰宅する。

それまでに帰ってないと厄介なことになっちゃうんだ。



「じゃあ、私鈴木先生に言ってくるね」

「うん。悪いけど先帰るわ」


智子に手を振った後、体育教官室にいる鈴木先生に掃除が終わったことを知らせに行った。





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