恋 時 計 ~彼はおまわりさん~



扉の向こうには、笑顔のおばあちゃんが床に腰を下ろしていた。


その顔を見てほっとする私。


それと同時に、おまわりさんの視線を感じて顔が熱くなった。



玄関におまわりさんと私が立ってて、おばあちゃんが床に座り靴を脱いでる。


この狭い空間は窮屈……

幸せすぎて息が出来ないよ!


このままだと心臓が破裂しちゃう。



おまわりさんを見ることが出来ない私は、おばあちゃんだけを視界に入れるようにして声をかけた。



「おばあちゃん、何かあったの?」


私の質問に、おばあちゃんは靴を揃えながら笑顔で答えた。






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