恋 時 計 ~彼はおまわりさん~
「どう? 似合ってる?」
ネックレスを着けることに成功したおまわりさんが、さっきまでの苦戦した姿を忘れさせるくらい素敵な笑顔で私に声をかけた。
「うん、すっごく似合ってる!」
シルバーリングが、おまわりさんの胸の上でとても輝いて見える。
私は制服の中に隠れていた自分のネックレスをおまわりさんに見せた。
「ふふ、一緒だね」
「……なんか照れるな」
「うん」
同じリングなのに、おまわりさんのリングの方が小さく見えるのは、体の大きさのせいかな……?
不意に私はおまわりさんのリングに手を伸ばした。
リングに触れてる手から、おまわりさんの鼓動が伝わってくる。
あ……なんか恥ずかしい。
自然と頬が赤くなってくるのがわかる。
おまわりさんは、そんな私に気づいてる……?
おまわりさんの顔を見上げると、おまわりさんの視線は私に向けられていた。
その視線がゆっくりと近づいてきて――
私は瞼を閉じた。