恋 時 計 ~彼はおまわりさん~


もしも『罪悪感』だなんてものがあるのなら、

それが二人の間に距離をつくっているのなら、


消してしまおう。



私は怖くない。


おまわりさんとなら……

何も怖くない。




私の言葉に目を見開いたおまわりさん。

そのおまわりさんの綺麗な唇に、私はそっと唇を重ねた。



伝えたい。

私の想いを伝えたい……。




触れるだけだった唇が、どちらからともなく形を変えて互いを求め合う。


おまわりさんの唇の感触の中から、今まで感じたことのない温かいものが私の口の中へと入ってきた。


それは優しく、探るように、絡めるように……。



心が、熱くなる。

体が、熱くなる。


二つの舌が、どちらのものなのかわからなくなるくらいに絡み合い、溶けていく……。







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