伝えたいんだ
あなたを想うことで幸せになった日。
あなたを想って泣いた日。


全然気持ちは違ってたけど、あなたを想うことには変わりなかった。






ドキドキ、した。
















まだまだ寒い季節、
私は県外の大学に行くために家を出る。





「忘れ物はないわね?」


「うん。」


「本当に向こうまで母さんついてかなくて大丈夫?」


「へーきっ!任せてよ。」


「なら…いいけど」





本当は少し離れるだけで寂しいからついてきて欲しいけど、向こうについちゃったら逆に離れられなくなりそうだからやめた。


結果的には自分が決めたこと。


甘えたくは、なかった。






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