月の果て
──…それは、いつもの昼下がり。
それが、2人で過ごす最後の昼下がりになるだなんて思いもしなかった──…
フランクが言った"外"の意味も──…
その日、夜中に雪が降り出した。
昼間は晴れてたのにな..
なんて思いながらあたしは、雪に吹かれて震えていた──…
その時、
「あのガキが逃げた……!!」
とミルーラの近くで男の声がした。
「お前が逃がしたのかっ!?」
という声と共にドッと鈍い音がした。
「う゛ぅ゛……」
と苦しむ女の声が響く。