゚*お姫様×王子様*° [2]
そして、沙羅の顎を持ち上げ、くいっと上を向かせた。
「おいっ…優李…!」
後ろから龍の焦ってる声が聞こえる。
そんな声を無視して…
沙羅にキスをした--…
ふりを、した。
ふっ…本当にするわけないじゃん…?
でも、龍だけには、本当にしているように見える角度で、した。
沙羅も俺の指示通り、顔を赤くしてくれたし…。
龍は…何て言うかな?
俺はそう考えながら、龍の方に振り向き、ふっ…と口角を上げて妖しく笑った。