何処にでもあるラブストーリー
「新潟を離れるのは初めてですよね・・・どんな気持ちですか?」

「まあ、ここを離れるのは、みんなと別れるから寂しいよ、凄く・・・でもまあ仕方ないさ」

「でも、向こうでいい出会いもあるでしょう。 みんな内の社員なんだし・・・」僕は続けた。

「ほんとに寂しいなあ。 今までずっと・・・入社当時からずっと、いっしょに居てくれてたのにな」涼子は僕に背中を向けて、庭を歩き始める。

「駿さん覚えてます?」

「私が注文書の出荷ミスって、卸売りの倉庫に凄い量の商品送っちゃって・・・」涼子は続けた。
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