何処にでもあるラブストーリー
「そういうもんですか?・・・有難うございます。」奈緒子が答える。

僕は奈緒子に、立ち位置、目の位置などの基本的な打ち方を教えた。
2回目の奈緒子の玉は勢いよく飛んで行き、よくぶつかって角のポケットからナインを落とした。

「あら、奈緒子さん、ナイン落ちちゃった。 君の勝ちだよ。 なかなか出来ることじゃないよ」

「まじすか? 9番落とすと勝ちなんでしたっけ?・・・わーいやったー」奈緒子は喜んだ。 

僕も嬉しかった。 余り上手でない人とビリヤードをする時、適当に勝たせなきゃいけない。 ある程度勝ちを譲ってあげないと、相手はきっと面白くない・・・と思っている。 
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