キミに恋をしてはイケない


日曜日の せっかくの学校が休みなのに
お母さんも お父さんも仕事…



友達なんか…いまごろ 家族で
色んな所に 出かけて 家にいないだろう



「はぁ…」



俺は 大きくため息をついた


この広い家…この自分の部屋に
笑い声すら聞こえない
部屋にただ一人で 残された



虚しく チカチカと響く時計の音しか
聞こえてこない…



時間は いつも以上に 感じる…



その時 玄関の方から 声が聞こえてきた




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