女っポイ俺の恋っポイ!【長編】
『はぁーー!?』
10月の中旬
浩平とのケンカも
直って何日かたった頃
『マジで言ってんの?』
浩平を囲んで
高橋、桜田、立川、が浩平に聞きまくる
理由はアレ。
浩平が俺の妹と付き合ってるってこと
言ったのゎって?
もちろん俺…!
『ぉい壱!なに言ってんだょ!』
浩平が大声で少し離れて見てる俺に向かっていう
『俺の妹に手出した罰だょ』
『ちょっ…お兄さん!』
ゾワ……
背中に変な感覚が走る
『やめろ!俺はお前の兄じゃねぇって言ってんだろ!』
『浩平!詳しく聞かせろ!』
高橋が逃げようとしてる浩平の肩を掴む
ざまぁみろ!
って言ってもなぁ…
俺が惨めになるだけだよな。
俺の妹だもんな
あぁ~……
『神崎君』
机に腰かけて考えごとしてたら
横にちょんと立川が来る
『んー?』
最近になってあまり立川の声に過剰反応することゎなくなった
慣れてきたかな
ようやく
立川ゎ少し笑いながら
『嬉しい?悔しい?』
そう聞いた
『んー…どっちもだな』
俺は問い詰められてる浩平を見て答える
嬉しいのは嬉しいけど…悔しいのも悔しいかもしんない