バレットフィンク
「カオル君はきっと俺達にとってプラスに働くと俺は思っている」


「これからは合同練習もレコーディングも好きな時に出来るんだよ!?文句なんか何も無いさ!」


二人の意見は良い部分しか見ていないので、正直言ってそんなに信頼出来る意見では無いとタケシは無言のまま、眼を閉じて厳粛な風情を湛える腕組みをしながら、いつものファミレスで二人の話に耳を傾けていた。


話を一通り聞き終えたタケシは、尚も眼を閉じたまま、神妙な面持ちを崩さずに


「まあ、お前達が同意したのであれば俺としては何も文句は無い…」


「だが、問題はこれからだ。あいつの本性に果たしてお前達が耐えられるかどうかが俺にとって一番の不安材料なんだよ」


キョウジとシュンスケはタケシが神経質になり過ぎているのではないかと感じていた…。



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